航空自衛隊のF-15戦闘機プラモデルを各スケールごとに解説とおすすめキットも紹介!

航空自衛隊のF-15戦闘機プラモデルを各スケールごとにまとめて解説します。

おすすめキットも記載しているので、ぜひ最後までご覧ください。なお、標準塗装機のみ紹介し、特別塗装機は除外しています。

F-15J/DJイーグル:要撃戦闘機のプラモデル解説

1/72スケール

ハセガワ F-15Jイーグル:C帯7

ハセガワ最初のF-15Jのキットです。凸モールドです。

キャノピー形状を筆頭に実機と似ていません。配備初期の排気ノズルが「アイリス板」と呼ばれる覆いを再現しています。

低価格と入手性が良いくらいが褒められる点で、気軽に手を出すキットではありませんが、練習には良いでしょう。

おすすめ!ハセガワ F-15Jイーグル(オツ線):E帯12

ハセガワ2代目のF-15Jキットです。初代は凸モールドですが、本キットは繊細な凹モールドです。発売が数十年前なので、当時のF-15Jを再現しています。おすすめです。

工作難易度は結構高めのキットで、排気ノズルの工作に手間がかかるキットです。コックピット計器盤は繊細な造形をしています。

兵装類は、ミサイルはなし、燃料タンクが3本です。ミサイルは別売りアクセサリーがあります。

価格がC帯F-15Jの倍ほどしますが、それでも1000円台前半で入手できるので、初めて選ぶF-15Jキットにベターです。2023年1月現在、もっともコスパの良いF-15Jキットだと思います。

ハセガワ F-15Jイーグル近代改修機 形態Ⅱ型(2014/6/6)

元キット(E帯12)に、新金型部品とエッチング部品が追加されたキットです。形態1型と2型の選択式です。

兵装は、元キット(E帯12)と同様に燃料タンク3本のみです。ミサイル等は別売りアクセサリーになります。

このキットは、再販されない限り中々入手できないため、入手性は良くないといえるでしょう。また、価格も元キット(E帯12)よりも高いため、コスパは良いとはいえません。

近代改修機の方が良いのであれば、後述のプラッツ製を選ばれると良いでしょう。

プラッツ F-15Jイーグル(2015/7/19)

近年発売の比較的新しいF-15Jキットです。完全新金型で最新版のF-15Jを再現しています。

このキットの印象としては、モールドが太い点がかなり気になります。モールドは全体の印象に左右するので、玄人モデラーの方だと購入を躊躇してしまうかもしれません。

でも、これを逆手に取れば、筆塗りモデラーには丁度よいキットと言えるかもしれません。塗りまくっても、塗料でモールドを埋めることはなさそうなので、逆に安心と言えます。

排気ノズルはハセガワのE帯12と同様の分割形状です。兵装に、AAM-3、AAM-4が付属。燃料タンクは3本付属。デカールは高品質のカルトデカール製。

クドいモールド表現とお値段を考えると、やはりハセガワのE帯12(オツ線)が決定版なのは変わらないかもしれません。

1/48スケール

おすすめ!タミヤ 傑作機シリーズ F-15Jイーグル(1992/6)

30年前のキットですが、プロポーションは良好です。おすすめです。

兵装もサイドワインダー、スパローが付属。燃料タンクは3本。昔のF-15をしっかり再現できる良キットです。

気になるのは、排気ノズルがアイリス板であること。ここは剥き出しで表現してほしかったところですが仕方がない。

低価格、年中入手可能な点を考えると、コストパフォーマンスの良いキットといえます。後者のハセガワ1/48よりも安い点もポイントですね。

おすすめ!ハセガワ F-15J/DJイーグル:PT帯51(2010/11/11)

2010年発売で、比較的最近のキットになります。おすすめです。

JとDJが選択式です。排気ノズルは剥き出しで、1/72のE帯12(オツ線)と同様の組立方式です。

兵装類は、スパロー、AAM-3、燃料タンクです。

比較対象はタミヤの1/48ですが、ハセガワの方が新しく、排気ノズルも剥き出しでプラモデルとしては正確ですが、価格が倍近くします。

細かなことはいいから安いのがほしい人はタミヤ製1/48を、多少値が張っても正確な方が良い、あるいは複座のDJ型を作りたい人はハセガワ1/48の方を選ばれると良いでしょう。

なお、このキットとは別に、ハセガワから近代改修機の形態1型と2型の選択式バージョンのキットもあります。再販されないと手に入らないので、入手性はあまり良くないですね。

1/32スケール

おすすめ!タミヤ1/32 エアークラフトシリーズ F-15Jイーグル(1999/12)

唯一無二の1/32のF-15Jキットです。おすすめです。

発売から20年以上経過しているので、実売価格も定価の6割ほどになっており、かなりコストパフォーマンスの良いキットになっています。

排気ノズルも剥き出し表現で、ノズル内部も含めて精巧な造形になっています。内部のレーダー類も作り込まれており、バルカン砲本体も再現しています。

兵装類はサイドワインダー、スパロー、燃料タンクです。

ジェット戦闘機の1/32ですから、完成サイズは全長60cmにもなりますから、置く場所を確保できるかをまずは考慮しましょう。

F-15Jキット製作時のワンポイントアドバイス

F-15の主脚は若干「ハの字」に取り付けられています。また、タイヤも地面に垂直に取り付けられておらず、若干「ハの字」になっています。

この辺を正確に工作すると、より本物っぽく製作することができます。試しに「F-15J 正面」で画像検索してみましょう。

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