この記事では、2025年2月現在のパナソニック製ブルーレイレコーダーについて、わかりやすくまとめています。
初めて買う人にも、久しぶりに買い替えようと思う人にも役立つ記事です。
「最近のレコーダーは、わけわからんことになってる!」みたいな感じになっている方は、ぜひこの記事を参考にして、ご自分に合う製品を見つけてください。
種類の概要
エントリーモデルからハイエンドモデルまでラインナップがあります。パナソニック製レコーダーは「ディーガ」というブランド名で展開されています。
性能・価格順に表にまとめました。
モデル | 性能 | 価格 |
ディーガ | エントリーモデル | 安い |
4Kチューナー内蔵ディーガ | ミドルモデル | 普通 |
全自動ディーガ | ハイエンドモデル | 高い |
プレミアムディーガ | 超ハイエンドモデル | 超高い |
グレードごとに解説
基本は、次の性能差でランク分けされています。
より多くの番組を同時に録画できるほど、より多くの録画時間を貯められるほど、より高画質な放送を録画できるほど、性能が高いといえます。
主な違いを表にまとめました。
モデル | 画質 | チューナー数 | HDD容量 |
ディーガ | ハイビジョンのみ | 2 | 1~2TB |
4Kチューナー内蔵ディーガ | ハイビジョン+4K | ハイビジョン:2 | 1~4TB |
4K:1~2 | |||
全自動ディーガ | ハイビジョンのみ | 後述 | 2~10TB |
ハイビジョン+4K | |||
プレミアムディーガ |
ハイビジョン+4K | ハイビジョン:3 | 6TB |
4K:3 |
スタンダード・ディーガ
いわゆるエントリーモデルになります。パナソニックではスタンダードと位置付けられています。
4K非対応のスタンダードモデルは無線LANしかなく、有線LAN接続できるのはそれ以外のモデルになります。
録画可能放送
録画できる番組は以下のとおりです。画質はハイビジョンのみです。
いずれのモデルも、2チューナー対応で同時に2番組録画することができます。エントリーモデルは4K放送非対応。
ラインナップ
現在のラインナップは次のとおりです。
モデル | ハイビジョン | 4K | HDD容量 | 発売日 |
DMR-2W102 | 2チューナー | 非対応 | 1TB | 2023年3月 |
DMR-2W202 | 2TB | |||
DMR-2W103 | 1TB | 2024年2月 | ||
DMR-2W203 | 2TB |
数年前までのモデルと比較
今までラインナップされていた【3チューナー/1TB】のようなディーガというものはなくなり、4K対応ディーガの方でまとめられたようです。なお、【1チューナー/500GB】も数年前になくなりました。
スタンダードモデル(PR)
パナソニック製レコーダーの最安エントリーモデルです。めっちゃ安くなってます!型落ち激安品は売り切れたら買えません。在庫があるうちに早めの購入を!価格のチェックがてら覗いてみることをおすすめします!
4Kチューナー内蔵ディーガ
4K放送を最大同時2番組録画可能、ハイビジョン放送を最大同時3番組録画可能です。スタンダードモデルとして位置付けられています。
録画可能放送
録画できる番組は以下のとおりです。画質はハイビジョンと4Kです。
ラインナップ
現在のラインナップは次のとおりです。
モデル | ハイビジョン | 4K | HDD容量 | 発売日 |
DMR-4T103 | 3チューナー | 2チューナー | 1TB | 2023年5月 |
DMR-4T203 | 2TB | |||
DMR-4T303 | 3TB | |||
DMR-4T403 | 4TB | |||
DMR-4TS204 | 1チューナー | 2TB | 2024年12月 |
2024年モデルの【DMR-4TS204】は、4K放送のチューナー数が1つしかないので注意しましょう。
ハードディスク容量で気を付けること
4K放送を録画する場合は、ハイビジョン放送の録画に比べ、録画容量が多くなるということです。4k放送を録画するつもりなら、容量が多いモデルを選びましょう。本体価格の安い1TBモデルもありますが、これだと容量不足の問題が発生する可能性が大きいです。
プレミアムディーガ(DMR-ZR1)
その名の通り、高画質・高音質にこだわったプレミアムモデルのレコーダーです。
他のレコーダーと何が違うのかというと、徹底して高音質にこだわったモデルにするために、レコーダー本体のパーツに金属製のものを使用してガッチリとさせることで振動を低減したり、ノイズ対策のためにデジタル回路を設計しています。
お値段もプレミアムで、パナソニック製のレコーダーで一番高いモデルになります。公式オンラインストア価格は、驚きの352,440円(税込)です。
公式サイトでフラグシップモデルと謳っているように、「パナソニックのワシらは、こんなすごい贅沢なレコーダー作ったんやで!」というレコーダーになります。
全自動ディーガ
自動でテレビ番組を録画できるレコーダーです。事前に「今日はなんの番組を録画しよう」ではなく、指定したチャンネルの番組を全部録画して、後で好みの番組を探して見ることができます。
全自動録画と通常録画で録画を使い分けることになるほか、兼用することも可能です。
機種によってかなりゴチャゴチャしているので、迷われる人もいると思います。製品の仕様上、仕方ないのかもしれませんが、チューナー数と録画可能日数がゴチャゴチャして消費者がわかりにくいというのが全自動ディーガの悪いところです。
注意点は、地上デジタル放送のすべてのチャンネルを同時に録画することはできないということです。また、4K放送を全自動録画する場合は、1チャンネルしか録画できません。
ラインナップ
全自動ディーガのラインナップは次のとおりです。
モデル | チューナー数 | 4K | HDD容量 | 発売日 |
DMR-2X203 | 別表参照 | 非対応 | 2TB | 2024年10月 |
DMR-2X303 | 3TB | |||
DMR-2X603 | 6TB | |||
DMR-4X403 | 対応 | 4TB | ||
DMR-4X1003 | 10TB |
全自動ディーガのチューナー数は次のとおりです。数字の単位はチューナー数です。
モデル | 全自動録画用 | 兼用 | 通常録画用 | 発売日 |
DMR-2X203 | A×4 | B×2 | B×1 | 2024年10月 |
DMR-2X303 | A×1+B×3 | |||
DMR-2X603 | A×5+B×3 | |||
DMR-4X403 | A×1+B×3 | B×1+C×1 | C×1 | |
DMR-4X1003 | A×5+B×3 | B×1+C×1 |
表中A~Cの意味は次のとおりです。
- A:地デジのみ
- B:地デジ、BSデジ、110CSデジ
- C:4K-BS/4K-CS、地デジ、BSデジ、CSデジ
機種によってチューナー数がマチマチであり、記号を使って表がゴチャゴチャしないようにしましたが、表を作った私も全然頭に入ってきません。
共通する性能・機能
基本的にどのモデルを選んでも、長時間録画における画質を高めるエンコーダーが備わっており、エントリーモデルだから性能が低くなるといったことはありませんので、安心してください。
録画機能についても共通で、次のようなものがあります。
スマホで専用アプリ「どこでもディーガ(無料)」をインストールすれば、録画予約、録画視聴などができます。どのモデルも共通です。
いずれもSeeQVault対応です。
ハイエンドモデルに限定した性能・機能
全自動ディーガでは、左右10秒スキップ機能があります。これは便利かも。
4K対応レコーダーには、ウルトラHD対応ブルーレイディスクを再生することができます。
レコーダーのサブスク
パナソニック公式通販では、レコーダーのサブスク(サブスクリプション:定額利用サービス)があります。
全自動ディーガの2機種を月額1,540円(税込)~の価格設定でサブスク利用することができます。詳細は以下の記事でまとめていますので、よかったらそちらを参考にしてください。
解説・考察│パナソニックのブルーレイレコーダーのサブスクについて調べてみた
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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