【2019年6月28日更新】
ブルーレイレコーダーの選び方は、ポイントをしぼって検討すれば難しくありません。注目すべき点は以下のたった2つです。
- チューナー数:同時に録画できる番組数(チャンネル)のこと
- ハードディスク容量:録画時間にかかわる記憶装置の容量のこと
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1.チューナー数を選ぶポイント
まずは、「チューナー数」を選ぶポイントから押さえていきましょう。
上述のとおり、「チューナー数」とは、同時に録画できる番組数を意味します。
チューナー数が増えるほど、同時に複数の番組を録画することができますが、レコーダーの価格も高くなります。
チューナー数 | 同時録画できる番組数 | 価格 |
1チューナー | 1番組のみ | 安い |
2チューナー | 2番組 | ふつう |
3チューナー | 3番組 | 高い |
6チューナー | 6番組 | かなり高い |
7~11チューナー | 7~11番組 | 非常に高い |
1チューナー
2019年6月現在、1チューナーのレコーダーは販売されなくなってきています。
数年前までは、価格が一番安いレコーダーの代表格でしたが、最近では、2チューナーレコーダーがかなり安く売られるようになってきたため、1チューナーの存在意義が薄れてきています。
1チューナーは一度に1番組しか録画できませんし、2チューナーとの価格差も縮まってきていますので、2チューナー以上のレコーダーを選ばれたほうがよいと思います。
参考記事:「1チューナーと2チューナーの価格差」
2チューナー
初めて買うブルーレイレコーダーに強くおすすめしているのが、2チューナーレコーダーです。ブルーレイレコーダーの標準的なモデルです。33,000円くらいが目安。
3チューナー以上の上位レコーダーと性能はほとんど変わりません。
違うのは、チューナー数・ハードディスク容量の差や、ULTRA HDに対応しているかいないかです。普通にレコーダーを使う予定ならば、2チューナーで必要十分。見たい番組が重なることはよくあるので、どちらの番組も録画しておきたい場合を考えると、2チューナー以上のレコーダーを選ぶとよいでしょう。
3チューナー
価格はやや高めで5万~6万円台。
テレビ番組が3番組重なっても、録画することができる。地デジとBS番組を合わせると、見たい番組が3番組重なる場合もあるかも。
また、2人以上での使用予定があるなら、「3チューナー」を考えたほうがよいかも。
家族で使用する場合、同時に3番組録画をする場合もあると考えられるので、「3チューナー」以上のレコーダーを選ばれるとよいでしょう。
6チューナー
価格はかなり高めで、7~8万円台。
「6チューナー」は、1人での使用には必要がないほどチューナー数が多いが、家族で共有する場合には役に立つ。
例えば、3人家族で、1人当たり2番組ずつ同時に録画することができる。家族で頻繁に共有することが想定されるなら、「6チューナー」を選ばれるとよいでしょう。
7~11チューナー
価格は非常に高め。
パナソニックの「全自動ディーガ」のように、毎日24時間録画し続けるレコーダーのこと。
ダムに水を貯めるように、多数のチャンネルの番組を常に録画し続けることで、あとですべての番組を見返すことができます。保存したくない番組は、所定日数が過ぎると古い番組から自動的に削除されます。
テレビ放送を後で見るという使い方になり、たとえば、録画期間内に放送された多数の番組をあとで全部チラ見するような使い方ができます。
2.ハードディスク容量を選ぶポイント
次に、「ハードディスク(HDD)容量」を選ぶポイントを押さえていきましょう。
- チューナー数によってHDDの選択肢はほぼ固定されている
- 長時間録画を使えば、3~5倍の容量を確保できる
- よく分からないなら、500GBでOK
「ハードディスク」とは、録画した番組を保存しておく本体内蔵の記録装置のこと。基本的に、ハードディスク容量が多くなるほど、たくさんの番組を録り貯めることができます。
ハードディスク容量については、「ブルーレイレコーダーの機能解説」記事にて解説しています。
ハードディスク容量が多いレコーダーは、価格も高くなる傾向がありますので、ご自身がどれくらいテレビ番組を録り貯める予定があるのかを考えて選択するとよいでしょう。
ただ、ハードディスク容量は、それほど選択肢はありません。というのも、「チューナー数」ごとにハードディスク容量がある程度決まっているからです(下の表)。
チューナー数 | 500GB | 1TB | 2TB | 3TB | 4TB | 6TB |
1チューナー | ○ | |||||
2チューナー | ○ | ○ | ||||
3チューナー | ○ | ○ | ○ | |||
6チューナー | ○ | |||||
7~11チューナー | ○ | ○ | ○ |
長時間録画機能を使って2~15倍の録画時間を確保できる
巷で売られているブルーレイレコーダーには、「長時間録画機能」がある商品がほとんどです。画質を多少犠牲にして、上記表の2~15倍の録画時間が確保できます。
また、最近のレコーダーは、長時間録画時に画質の劣化を抑える高性能な商品が出ていますので、3倍程度の録画でしたら、画質の劣化はほとんど気になりません。
下の表は、標準画質(DRモード)で録画した場合の録画時間と、(例として)5倍録画を行なった場合の録画時間を比較したものです。
ハードディスク容量 | 標準画質の録画 | 5倍録画 |
500GB | 約60時間 | 約300時間 |
1TB(1000GB) | 約130時間 | 約650時間 |
2TB(2000GB) | 約250時間 | 約1250時間 |
ブルーレイレコーダーを選ぶポイントのまとめ
- 標準的なレコーダーは2チューナー・500GB
- 家族で使うなら、1TB(1000GB)も視野に
- 見たら消すタイプなら500GBでOK
- 長時間録画でたくさん録画できる