
ハルコちゃん。
ブルーレイレコーダーを選ぶポイントを教えてくれない?

いいわよ。すぐに終わるわ。

そんなに難しくないんだね。

そうね。選ぶポイントは、チューナー数とハードディスクの容量。
これだけよ。アキオくんと一緒で、単純よ。

それに、国内ブルーレイレコーダーは、価格と品質が安定しているパナソニック製かシャープ製がおすすめなの。これに関しては、完全に私のえこひいきよ。
ブルーレイレコーダーの選び方は、ポイントをしぼって検討すれば難しくありません。注目すべき点は以下のたった2つです。
- チューナー数:同時に録画できる番組数のこと
- ハードディスク容量:録画時間にかかわる記憶装置の容量のこと
チューナー数を選ぶポイント

まずはチューナー数から説明するわね。

オナシャス!

チューナー数は、2チューナーであれば十分よ。


1チューナーは、だめなの?

だめよ~ダメダメ。
録画したい番組が重なることって結構あるのよ。

3チューナーは?

3番組も録画したい番組が重なることなんて、めったに無いわよ。
そのめったにないことのために、2チューナーよりも、数万円余分にお金を出すの?アキオくんは。

うーん。最近、節約生活をはじめたところだから、使わなくなるような余計な機能は捨てて、必要十分で安いレコーダーにするよ。

とても賢明な判断だと思うわ。
過剰なスペックは、お金の無駄使いになるものね。
まずは、「チューナー数」を選ぶポイントから押さえていきましょう。
上述のとおり、「チューナー数」とは、同時に録画できる番組数を意味します。チューナー数が増えるほど、同時に複数の番組を録画することができますが、レコーダーの価格も高くなります。
チューナー数 | 同時録画できる番組数 | 価格 |
1チューナー | 1番組のみ | 安い |
2チューナー | 2番組 | ふつう |
3チューナー | 3番組 | 高い |
6チューナー | 6番組 | かなり高い |
7~11チューナー | 7~11番組 | 非常に高い |
1チューナー

ハルコちゃんは、1チューナーは、おすすめしないんだよね。

そうね。繰り返すけど、見たい番組が重なることは頻繁にあるの。
それに、2チューナーと1チューナーは価格差があまりないのよ。

そうか、やっぱり、2チューナーを選んだほうが良さそうだね。
1チューナーは、どうしても、価格を抑えたい人向けってことだね。
数年前までは、1チューナーが、一番安いレコーダーでしたが、最近では、2チューナーがかなり安く売られるようになってきたため、1チューナーの存在意義が薄れてきています。
1チューナーは一度に1番組しか録画できませんし、2チューナーとの価格差も縮まってきていますので、2チューナー以上のレコーダーを選ばれたほうがよいと思います。
2チューナー

ハルコちゃんが激推ししてるのが、2チューナーだね。

そう、大多数の人にオススメしてるわ。
それに、実は、性能は3チューナーと同じなのよ。

そうなんだね。そりゃいいや。

だいたい、3万円台前半が相場よ。
パナソニックかシャープ製が品質が高くてオススメよ。
下に2つ紹介しておくから、気になったら見てみてね。


初めて買うブルーレイレコーダーに強くおすすめしているのが、2チューナーレコーダーです。ブルーレイレコーダーの標準的なモデルです。33,000円くらいが目安。
3チューナー以上の上位レコーダーと性能は、ほとんど変わりません。違うのは、チューナー数・ハードディスク容量の差や、ULTRA HDに対応しているかいないかです。
普通にレコーダーを使う予定ならば、2チューナーで必要十分。見たい番組が重なることはよくあるので、どちらの番組も録画しておきたい場合を考えると、2チューナー以上のレコーダーを選ぶとよいでしょう。
3チューナー

3チューナーもオススメしないんだっけ?

そうね。理由はさっき言ったみたいに、3番組同時に見たい番組が重なることはほぼないし、それだけのために、数万円を余分に投資するのは、避けたいわね。
価格はやや高めで6~7万円台。2チューナーと性能は変わりませんが、ハードディスク容量が多かったりします。サイト著者の主観がだいぶ入っていますが、2チューナーで事足りる上に、追加投資分が数万円も跳ね上がるため、オススメしていません。
6チューナー以上

6チューナー以上のレコーダーはどう?
7チューナーとか8チューナーとかもあるみたいだけど。

こういうタイプのレコーダーは、全自動タイプのレコーダーね。
常時たくさんのチャンネルを録画して、あとで見返したい人向けね。

すげー。とりあえず、全部録画しておけば、予約忘れもなさそう。

うん。だけど、自分で見たい番組をあらかじめピックアップするからこそ、その番組を楽しむことができるのよ。便利さにかまけて、ダラダラ録画することに慣れると、無数の録画データから興味のある番組を探すのが大変になって、そのうち、めんどくさくなって、見なくなるわ。

深い。実に深いね。ハルコちゃんの考察は。
価格はかなり高め。パナソニックの全自動ディーガなどが該当します。
毎日24時間録画し続けるレコーダーで、。ダムに水を貯めるように、多数のチャンネルの番組を常に録画し続けることで、あとですべての番組を見返すことができます。保存したくない番組は、所定日数が過ぎると古い番組から自動的に削除されます。
テレビ放送を後で見るという使い方になり、たとえば、録画期間内に放送された多数の番組をあとで全部チラ見するような使い方ができます。

ハードディスク容量を選ぶポイント

ハードディスク容量は、どう選べばよいかな?

録りためる気がないなら、最低の500GBをオススメするわ。
500GBが一番安いのよ。

どうしようかな。
僕は録りためるタイプだから、1TBとかにしようかな。

まあ、それは人それぞれね。私は、よほどの名作に巡り合わない限り、見たらすぐに消すわ。アキオくんとの思い出も、そろそろ消すわ。
ハードディスクとは、録画した番組を保存しておく本体内蔵の記録装置のこと。基本的に、ハードディスク容量が多くなるほど、たくさんの番組を録り貯めることができます。
ハードディスク容量が多いレコーダーは、価格も高くなりますので、ご自身がどれくらいテレビ番組を録り貯める予定があるのかを考えて選択するとよいでしょう。
ただ、ハードディスク容量は、それほど選択肢はありません。というのも、「チューナー数」ごとにハードディスク容量がだいたい決まっているからです(下の表)。
チューナー数 | 500GB | 1TB | 2TB | 3TB | 4TB | 6TB |
1チューナー | ○ | |||||
2チューナー | ○ | ○ | ||||
3チューナー | ○ | ○ | ○ | |||
6チューナー | ○ | |||||
7~11チューナー | ○ | ○ | ○ |
長時間録画機能を使えば、3~15倍の録画時間を確保できる

長時間録画機能を使えば、標準画質で録画するよりも、たくさんの時間を録画できるのよ。

どんなレコーダーでも、その機能は付いているのかい?

うん。付いているから安心していいわよ。
ただ、3倍録画くらいをよく使うわ。15倍録画なんて、画質が荒すぎて、アキオくんと一緒で、使いものにならないわ。
巷で売られているブルーレイレコーダーには、「長時間録画機能」がある商品がほとんどです。画質を多少犠牲にして、上記表の2~15倍の録画時間が確保できます。
また、最近のレコーダーは、長時間録画時に画質の劣化を抑える高性能な商品が出ていますので、3倍程度の録画でしたら、画質の劣化はあまり気になりません。
下の表は、標準画質(DRモード)で録画した場合の録画時間と、(例として)5倍録画を行なった場合の録画時間を比較したものです。
ハードディスク容量 | 標準画質の録画 | 5倍録画 |
500GB | 約60時間 | 約300時間 |
1TB(1000GB) | 約130時間 | 約650時間 |
2TB(2000GB) | 約250時間 | 約1250時間 |
ブルーレイレコーダーを選ぶポイントのまとめ

ハルコちゃん、今日はどうもありがとう。
僕は、2チューナー・500GBのレコーダーを買うことにしたよ。

いえいえ、どういたしまして。
また分からないことがあったら、いつでも聞いてね。
この記事のまとめです。
- 標準的なレコーダーは2チューナー・500GB
- 見たら消すタイプなら、500GBでOK
- 長時間録画は、3倍録画でたくさん録画できる
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