「ブルーレイ」ってなに?
「ブルーレイ」とは、「ブルーレイディスク」のことです。ブルーレイディスク(BD)は、DVDよりも映像がきれいに表現でき、よりたくさんの映像などを記録できます(「BD」は「Blu-ray Disk」の略)。
そもそもDVDってなに?
音楽の入った「CD」ならご存知だと思いますが、「DVD」も「ブルーレイディスク(BD)」も見た目は、ほぼ同じです。DVDは、CDよりもたくさんの音楽や映像を記録できるディスクのことです。
ブルーレイディスク(BD)は、DVDよりもたくさんの音楽や映像を記録できるディスクです。まとめますと、以下のように記録容量が大きくなります(ブルーレイディスクは、DVDの5倍以上の記録容量があります)。
ブルーレイディスク(BD) > DVD > CD > VHSカセットテープ
ブルーレイディスクってどう使うの?
「ブルーレイレコーダー」は、テレビ番組を録画したり、TSUTAYAなどでレンタルしてきた映画などのブルーレイディスクやDVDを再生することができます。
つまり、今までのビデオデッキと使い方は、ほとんど変わりません。録画は、通常、レコーダー本体に内蔵されている「ハードディスク」に録画し、ブルーレイディスクにデータを移動させることもできます。
- 「ブルーレイ」とは、「ブルーレイディスク(BD)」のことである。
- 「ブルーレイディスク」は、CDやDVDよりもたくさん記録できる容量を持っている。
- 「ブルーレイレコーダー」は、テレビ番組を録画したり、CD,DVD,BD(ブルーレイディスク)を再生して、映画や音楽などを楽しむことができる。
ブルーレイレコーダーとは
「ブルーレイレコーダー」は、テレビ番組を録画する機器です。ブルーレイディスクを再生して、映画などを楽しむこともできます。
下記のように、テレビの録画機器は進化しています。
- 1990年代:VHSビデオデッキ
- 2000年代:DVDレコーダー
- 2010年代~:ブルーレイレコーダー
ブルーレイレコーダーの名称あれこれ
「ブルーレイレコーダー」には、複数の呼ばれ方があるのでご紹介します。意味はすべて同じです。
- ブルーレイレコーダー
- ブルーレイディスクレコーダー
- BDレコーダー
- HDD内蔵レコーダー
上記、「HDD内蔵レコーダー」には、DVDレコーダーも含まれます。なお、似たような名前で「ブルーレイプレーヤー」というものがありますが、これは再生専用機器なので録画はできません。間違えないようにしましょう。
ブルーレイレコーダーでできること
ブルーレイレコーダーでできることは、以下のようになります。
- テレビ番組の録画と視聴(地デジ/BSデジタル)
- ブルーレイディスクやDVDへのダビング
- スマホ・タブレットから録画番組の視聴
- amazonビデオやhuluなどのネット番組視聴
- ブルーレイディスクの再生
- DVDやCDの再生
録画する場所
昔のビデオデッキは、VHS(カセットテープ)にテレビ番組を録画していましたが、ブルーレイレコーダーでは、本体に内蔵されたハードディスクドライブ(HDD)に保存します。
ハードディスクドライブというのは、レコーダー内部に埋め込まれている記憶装置のことです。一般的に、ハードディスクと呼ばることが多いです。
ハードディスクに保存したデータを、ブルーレイレディスク(BD)やDVDに移動させることもできます。BDやDVDにデータ移動させることを「焼く」といいます。
どれくらい録画できるの?
本体のハードディスクの容量によって録画できる時間が変わります。
ハードディスクの容量の単位を「GB(ギガバイト)」といいます。 一般的なブルーレイレコーダーだと、500~2000GBの商品がお店で販売されています。ちなみに、1000GBのことを「1TB(テラバイト)」といいます(1000GB=1TB)。
ハードディスク容量が多い商品ほど、録画できる時間も長くなりますが、その分、価格も高くなります。 仮に、あなたの買ったブルーレイレコーダーのハードディスク容量が500GBなら、録画できる本数は、次の通りになります。
- 1時間ドラマ:約60本
- 2時間の映画:約30本
ハードディスク容量 | 録画できる目安時間 | 目安価格 |
500GB | 約60時間 | 3~4万円 |
1TB(1000GB) | 約130時間 | 4~6万円 |
2TB(2000GB) | 約250時間 | 7万円以上 |
実はもっとたくさん録画できる!
ただ、ブルーレイレコーダーには、「長時間録画」というものが存在します。この機能を使用すれば、上記時間よりも、さらにたくさん録画することができます。
普段テレビ放送を見ているときの画質のことを、「標準画質(DRモード)」といいます。さきほど書いた録画時間は、「標準画質(DRモード)」で録画した場合の録画時間です。
この標準画質での録画は、後述の「長時間録画」に比べると、録画に使われるハードディスクの量が多くなります。つまり標準画質で録り貯めると、ハードディスク容量が早く埋まっていくことになります。
そこで、「長時間録画」機能を使います。録画した映像を圧縮することで、「標準画質(DRモード)」の録画時間よりもたくさん録画ができます。圧縮をすると画質は落ちますが、2~15倍の録画時間を確保可能になります(昔のVHSビデオデッキの「3倍録画」のような感じ)。
最大の15倍録画の場合、非常にたくさんの番組を録画することができますが、画質が大きく劣化してしまいますので、ほとんど使いません。実際には、3倍程度で録画すれば、画質の劣化はほとんど気にならないと思います。下の表に、長時間録画を使用したときの録画時間についてまとめました。
ハードディスク容量 | 標準画質 | 5倍録画 | 15倍録画 |
500GB | 約60時間 | 約300時間 | 約900時間 |
1TB(1000GB) | 約130時間 | 約650時間 | 約1950時間 |
2TB(2000GB) | 約250時間 | 約1250時間 | 約3750時間 |
まとめ
この記事のまとめです。わからないことがあったら、コメント欄で質問してください。
- ブルーレイレコーダーは、VHSカセットテープ、DVDレコーダーに替わる録画機。
- ブルーレイレコーダーは、BD(ブルーレイディスク)のほかに、CDやDVDを再生できる。
- ブルーレイレコーダーは、本体内蔵のハードディスク(HDD)に録画する。
- HDDに録画したデータを、ハードディスクからブルーレイディスクに移動できる。
- 標準画質(DRモード)の最大15倍の時間の録画が可能になる(長時間録画機能)。
- 長時間録画は、3~5倍程度を使用すると画質低下を避けられる。
コメント
パナソニックのテレビを使っている場合録画機器はどのようなものを買えば良いのですか?
録画機器はどのようなものを買ってもちゃんと機能しますか?
パナソニック専用の録画機器を買わなければダメですか?
>>かな様
コメントありがとうございます(返事が遅れて申し訳ありませんでした)。
録画機器というのは、色々分からないことが多いですよね(^^)
では、早速ご質問にお答えいたします(長文になってしまいすみません)。
●パナソニックのテレビを使っている場合、録画機器はどのようなものを買えば良いのですか?
⇒ パナソニック製のテレビに限らず、どのメーカーのテレビでも、近年の録画機器は、このサイトで紹介している「ブルーレイレコーダー」(ブルーレイディスクレコーダー)が主流になっていますので、ブルーレイレコーダーをご購入されると良いと思います。
今お使いのテレビが、いつ頃買われたものか分かりませんが、多少古くても、「黄色、赤、白」の3本のケーブルでテレビとレコーダーをつなぐことができます(画質はちょっと悪くなります)。ただ近年では、HDMIケーブルでつなぐことが主流になっており、テレビ放送と同等の画質で録画・再生することができます。恐らく、10年以内に買われたテレビなら、HDMI端子が付いていると思います。
●録画機器はどのようなものを買ってもちゃんと機能しますか?
⇒ 録画機器に「ブルーレイレコーダー」をお選びになれば、どのような製品を選んでも、テレビ録画等はちゃんと機能します。ただ、「チューナー数」や「ハードディスク容量」の違いによって、レコーダーの価格や性能が違ってくるので、ご自身の用途によって、必要な性能のレコーダーを選んで頂く必要があります。その点はこのサイトをご参考にして頂ければ幸いです。
●パナソニック専用の録画機器を買わなければダメですか?
⇒ 録画機器(ブルーレイレコーダー)には、パナソニック専用とか、○○メーカー製テレビ専用レコーダーというような物は存在しません。
パナソニック製のテレビをお持ちとのことですが、基本的にテレビとブルーレイレコーダーのメーカーを合わせる必要はありませんので、テレビと異なるメーカーのブルーレイレコーダーでも、ちゃんと使えます。
ちなみに、ブルーレイレコーダーはパナソニック製が優秀なので、かなさんのお使いのテレビと同じパナソニック製を選ばれると良いと思います。
なお、似たような機器の中に、「ブルーレイプレーヤー」(ブルーレイディスクプレーヤー)という物があります。こちらは、ブルーレイディスク再生専用機器なので、テレビの録画などができません。間違われないようにご注意下さい。
また何かご不明な点などがありましたら、お気軽にコメント下さいm(_ _)m